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査定・売却のとき、建物はどう評価されるのか
カテゴリ:不動産売却ブログ  / 投稿日付:2024/09/16 16:20

査定・売却のとき、建物はどう評価されるのか


●建物の価値は約20年で0になる

一般的に、一戸建ての価格は1年で約5%下落し、約20年でゼロになると言われています。
これは昔の木造の建物の寿命が25年と考えられていたという慣例が影響しています。
しかも、これは経年劣化した部分を補修・メンテナンスしている建物の場合であって、
何も手を入れていない一戸建てはさらに評価が低くなる傾向にあります。


ただし、建物の価値が20年でゼロになるからといって
マンションより資産価値を保ちにくいと言うわけではありません。
一戸建ては土地の価値が担保されているので、どちらが資産価値として保たれやすいかは
ケースバイケースです。



●現在は【建て替え】から【寿命を延ばす・再生する】方向へシフトチェンジしつつある

こまではネガティブな情報ばかりでしたが、最近は傾向が変わりつつあります。
ここ数年、政官業が一体となった取り組みが加速しているのと同時に、
社会の価値観も変化しています。

これまでスクラップアンドビルドが主流だった建物ですが、
長く使われるようにリフォームや耐震補強を施すことにシフトチェンジしつつあります。
国土交通省もこの方針を推進しており、
長期優良住宅制度や既存住宅流通・リフォーム推進事業を展開しています。

また、不動産デベロッパーやリフォーム会社にもこの流れを受けて
新たな取り組みを行なう会社が増えています。

築年数の古い一戸建てを買い取り、建て替えではなく、耐震補強やリノベーションを施して
新たに売りに出すという事例が増えているのです。

今後、急速に建物の価値が保たれやすくなることはないかもしれません。
しかし、建物の寿命を延ばすメンテナンスを施している一戸建てについては、
徐々に価値が担保されやすくなっていくでしょう。

耐用年数を上げる補修やリフォームを施した建物は以前に比べて評価されるようになっています。
耐震基準適合証明書などの書面があればより正確に評価されやすいので、
過去のメンテナンスの証明書などを持っている人は、売却前に準備しておきましょう。



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